白洲次郎
【概要】
『白洲次郎』は、2009年に全3回にわたってNHKで放送のスペシャルドラマ。英国仕込みの紳士道をプリンシプルと呼び、日本で初めてジーンズを履き、近年「日本一カッコいい男」と呼ばれ、激動の昭和史を駆け抜けた一人の侍・白洲次郎の伝説の生涯を、白洲家の全面的な協力を元に、イギリスロケを含む壮大なスケールと知られざるエピソード満載で、白洲次郎の生涯を初めて映像化。主人公の白洲次郎役をテレビドラマ初主演の伊勢谷友介、その妻を中谷美紀が演じ、己の良心のみを信じ、輝かしい未来を夢見て、「敗戦」「占領」から「独立」へ激動の昭和史を生きた一人の侍のジェントルマン道を描く。
【出演】伊勢谷友介、中谷美紀、奥田瑛二、原田美枝子、高良健吾、塩見三省、草村礼子、石丸幹二、岸部一徳、原田芳雄、他
【原案】『白洲次郎 占領を背負った男』(北康利著)/『次郎と正子〜娘が語る素顔の白洲家』(牧山桂子著)
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「白洲次郎」の挿入歌
≫Fred Frith「The Soldier」
≫浜田真理子「しゃれこうべと大砲」
≫Lauren Newton「Jesus loves me, this I know」
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「白洲次郎」の主なキャスト
- 白洲次郎(しらす じろう)演:伊勢谷友介(少年:高良健吾 晩年:神山繁)
- 主人公。一本気な性格で事あるごとに他人と衝突するが、人の意見を素直に聞く一面も併せ持っている。イギリスに留学後、近衞文麿を支持して政界に参画する。近衞の失脚後も戦争回避に努めるが、それが失敗すると一家で鶴川に疎開してしまう。しかし政界への関心は失う事はなく、終戦後は通訳として新憲法を創案する近衞らに協力する。近衞の失脚後は吉田茂に見出されて日米交渉に粉骨砕身する事になる
- 白洲正子(しらす まさこ)演:中谷美紀
- 次郎の妻。伯爵樺山家の娘で、怨恨のある白洲家の次男だった次郎を見初めて結婚する。非常に気が強く、父に向かっても直言する激しい性格。結婚後は惰性的な生活を送る事が多くなり、自らのアイデンティティに苦しむ。居候であった河上徹太郎の影響で青山二郎の弟子となった。
- 近衞文麿(このえ ふみまろ)演:岸部一徳
- 内閣総理大臣。国民の圧倒的支持を得て首相に就任する。暴走しがちな軍部を御しながら戦争回避を目指すが、抗いきる事はできなかった。倒閣後は吉田茂らと協力して和平交渉に尽くし、終戦へと導いた。戦後はマッカーサーの指示で憲法草案の作成に取り掛かるが、欧米世論にバッシングを受けて失脚。その後、戦犯指名を受け、次郎や牛場らの訴追回避運動も空しく、間もなく服毒自殺を遂げた。
- 吉田茂(よしだ しげる)演:原田芳雄
- 後の内閣総理大臣。飄々としながら豪放な性格。政界に参画した次郎の上司となり、「おやじ」と慕われる。気骨ある精神で政界に影響を及ぼし、戦中は東條内閣打倒と和平交渉のために近衞文麿らと協力して「ヨハンセングループ」を結成し、一時は憲兵隊に拘束された。終戦後は次郎を登用し、ともにアメリカとの外交戦に身を投じる。
- 牛場友彦(うしば ともひこ)演:石丸幹二
- 次郎の幼馴染にして親友。近衞文麿を首相に擁立する際に次郎に協力を要請し、次郎の政界進出のきっかけを作った。以後も近衞の側近の役割を果たし、近衞が亡くなるまで支え続けた。
- 辰巳栄一(たつみ えいいち)演:高橋克実
- 陸軍軍人。イギリス駐在武官時代に吉田茂と知り合い、その気骨に惚れ込む。戦中は事務方に参画していたために次郎に懇願され、次郎への召集令状を握り潰した。
- 河上徹太郎(かわかみ てつたろう)演:田中哲司
- 次郎の友人であだ名は「テッチャマ」。本職は文学評論家。空襲で家が焼かれたために鶴川の次郎の家に寄宿するようになる。趣味はピアノ。正子と青山二郎を繋ぐ接点となる。
- 青山二郎(あおやま じろう)演:市川亀治郎
- 文化人として著名で、河上徹太郎の師として登場する。独特の美意識を持っており、奇行も目立つ。芸術観がないという正子を弟子に迎える。
- 白洲文平(しらす ぶんぺい)演:奥田瑛二
- 次郎の父。大きな屋敷を構える富豪で、日本家屋の中を靴履きで歩き、自分の歩いた床を女中たちに拭かせるなど豪放な生活をしていた。次郎とは剃りが合わない事も多く、最後まで理解し会う事はなかった。世界恐慌の煽りをくらって事業が破綻し、晩年は一人で農業に従事していた。
- 白洲芳子(しらす よしこ)演:原田美枝子
- 次郎の母。自己主張は少ないが、気ままな夫を支える良妻賢母。文平の理解者でもあり、その生き方を貫き通した文平に敬意を表した。